FF14 にはフリートライアル版が提供されており、パッケージ代や月額利用料金を支払うことなく無料でゲームをプレイすることができます。
ただし、あくまで製品購入前のお試し版という位置づけであるため、プレイできる範囲や一部機能に制限があります。
本記事ではフリートライアル版 Final Fantasy XIV が製品版と比べてどこまで遊べるのか、逆にできないことは何なのかを解説していきます。
できること
公式サイトのフリートライアルのページからは、フリートライアル版においてできることは以下のように記載があります、
・期間制限なくレベル70まで無料で体験することができる
・フリートライアルの日数制限なし
・体験できるのは「新生エオルゼア」「蒼天のイシュガルド」「紅蓮のリベレーター」の範囲
・製品版へのデータ引継ぎ
それぞれ詳細を解説します。
期間制限なくレベル70まで無料で体験することができる
フリートライアル期間については制限がなく、キャラクターのジョブ・クラスのレベルが70になるまでプレイすることができます。
パッチ7.x現在はレベルキャップが100であるため、最高レベルである100までレベルを上げることはできない、ということになります。
なお、レベル70になったからといって即座にフリートライアル期間が終了するわけではありません。引き続きプレイ自体は可能ですし、ジョブを変更して他のジョブのレベルを上げることも可能です。
フリートライアルの日数制限なし
以前まではフリートライアル期間の制限がありましたが、現在は撤廃されています。
期限がないので自分のペースでプレイすることができます。
体験できるのは「新生エオルゼア」「蒼天のイシュガルド」「紅蓮のリベレーター」の範囲
「新生エオルゼア」「蒼天のイシュガルド」「紅蓮のリベレーター」はFF14のパッケージの名称です。
FF14は2013年8月27日に発売された「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」以降、複数の拡張パッケージを発売しています。
フリートライアル版ではこの3つのパッケージが収録されているため、これらのパッケージで実装された範囲であれば、ストーリー、クエスト、ジョブやクラス、ダンジョンなど様々な要素やコンテンツをプレイすることが可能ということです。
製品版へのデータ引継ぎ
フリートライアル版で作成しプレイに使ったキャラクターデータは、製品版を購入した場合にデータを引き継ぐことができます。キャラクターの外見やジョブの育成状況などをそのままに製品版をプレイすることが可能です。
なお、キャラクターの種族については製品版の拡張パッケージがないと選べないものがあります。幻想薬という有料課金アイテムを使用すれば既存キャラクターの種族・外見を変更することができるので、製品版での追加種族を使いたい場合は幻想薬を使う必要があります。
できないこと
ここからはできないことを紹介します。主にシステム面での制限があり、製品版の販促やBot・業者RMT対策などの意図があるものと思われます。
・他プレイヤーとのコミュニケーションに一部制限
・パーティ勧誘
・アイテムのやり取り関連
・所持金の上限
・一部コミュニティ機能への参加
・一部のジョブ
順番に見ていきます。
他プレイヤーとのコミュニケーションに一部制限
チャット
FF14のチャットには、チャットの届く範囲が異なる5つのチャット方法があります。
フリートライアル版では、不特定多数の広範囲のプレイヤーに届くものや1対1のチャットが利用できません。具体的には以下の3種類のチャットです。
利用できないもの | 届く範囲 |
shout | 現在エリア全体へ届く |
yell | キャラクターの周囲で、少し広めの範囲へ届く |
tell | 場所や距離に関係なく、特定のプレイヤーに対してのみ届く |
フリートライアル版で使えるチャットは以下の2種類のみです。
利用できるもの | 届く範囲 |
say | キャラクターの周囲で、yellよりも狭い範囲へ届く |
Party | パーティメンバーのみ |
パーティ勧誘
フリートライアル版では他のプレイヤーをパーティへ誘うことはできません。
特定のプレイヤーとパーティを組みたい場合は相手からパーティ勧誘をしてもらう必要があります。
製品版プレイヤーであればパーティ勧誘をすることが可能となります。
フレンド申請
フリートライアル版ではフレンド申請ができません。ただし、フレンド申請を受けた場合、承諾することはできます。
フレンド同士になると、お互いのフレンドリストに相手の名前が載り、そこからオンラインステータスの確認とパーティ勧誘やハウジングテレポなどのサブコマンドを実行することができます。
アイテムのやり取り関連
フリートライアル版では他のプレイヤーとアイテムの受け渡しをすることができません。
目の前の相手とやり取りする「トレード」はもちろんのこと、他のプレイヤーが出品したアイテムを購入できる「マーケットボード」や、マーケットボードへアイテムを出品できる「リテイナー」も利用することができません。フレンド同士で手紙やアイテムのやり取りができる「モグレター」も利用できません。
なお「リテイナー」は持ちきれなくなったアイテムを預けられる倉庫機能がありますが、フリートライアル版ではこの機能も使えないことになります。
所持金の上限
フリートライアル版では所持金(ギル)に30万ギルまでという所持上限があります。
フリートライアル版の範囲ではギルがなくて困るようなことは起こらないので、プレイへの支障は特にありません。
一部コミュニティ機能への参加
FF14にはフリーカンパニー(FC)というコミュニティ機能があります。他のゲームではギルドなどと呼ばれるものに相当しますが、このフリーカンパニーに参加することができません。
フリーカンパニーでは他のメンバーとコミュニケーションをとったり、フリーカンパニー専用のコンテンツが遊べるなど様々なメリットがありますが、フリートライアル版ではこれらを体験することはできません。
なお、チャットのみの機能を有するコミュニティ「リンクシェル(LS)」は参加することはできますが、リンクシェルを新規に作成することはできません。
一部のジョブ
一部のジョブは、フリートライアル版では遊ぶことができません。一部のジョブは習得するための条件として特定の拡張パッケージのプレイ権を有している必要があります。
フリートライアル版では「新生エオルゼア」「蒼天のイシュガルド」「紅蓮のリベレーター」のみが含まれているため、「漆黒のヴィランズ」「暁月のフィナーレ」で実装されたジョブは遊ぶことができません。
ジョブ | プレイ可否 | ジョブ | プレイ可否 |
ナイト | 〇 | 占星術師 | 〇 |
戦士 | 〇 | 機工師 | 〇 |
白魔道士 | 〇 | 侍 | 〇 |
学者 | 〇 | 赤魔道士 | 〇 |
モンク | 〇 | ガンブレイカー | × |
竜騎士 | 〇 | 踊り子 | × |
忍者 | 〇 | 賢者 | × |
吟遊詩人 | 〇 | リーパー | × |
黒魔道士 | 〇 | ヴァイパー | × |
召喚士 | 〇 | ピクトマンサー | × |
暗黒騎士 | 〇 |
その他
プレイしていて気になることは少ないですが、その他にも製品版と異なる点がいくつかあります。
・プレイヤー当人以外からはフリートライアル版であることはわからない。
・キャラクター作成は1ワールド1キャラクターまで、計8キャラクターまで
・一部PvPコンテンツ(ランクマッチ系)はプレイ不可
・プレイヤーズサイト「Lodestone」へのログイン不可
・「フォーラム」へのログイン不可
・製品版が必要な各種オプションサービスは利用不可(課金アイテムの購入等)
・冒険サポートアプリ「ファイナルファンタジーXIVコンパニオン」利用不可