パッチ7.0で追加された新ジョブ「ヴァイパー」についての記事です。
ヴァイパーのレベルが100になったので、スキル回しについてまとめていきます。
実装されたばかりのジョブということで、スキル・アビリティのアイコン多めで解説しています。(同じようなアイコンが多いため、見やすくなっているかどうかはわかりませんが)
開幕スキル回し
スキル順序として数字を振ってあるスキルがGCDを回すものです。
1 | 2 | 3 | 4 | |
壱の牙【惨毒】 |
蛇の霊気 |
弐の牙【疾速】 |
壱の蛇【惨毒】 |
弐の蛇【猛襲】 |
5 | ||||
双牙連撃 |
双牙乱撃 |
弐の蛇【疾速】 |
双牙乱撃 |
双牙連撃 |
6 | 7 | 8 | ||
祖霊降ろし |
祖霊の牙【壱】 |
祖霊の蛇【壱】 |
祖霊の牙【弐】 |
祖霊の蛇【弐】 |
9 | 10 | 11 | ||
祖霊の牙【参】 |
祖霊の蛇【参】 |
祖霊の牙【肆】 |
祖霊の蛇【肆】 |
祖霊の大蛇牙 |
12 | 13 | |||
参の牙【背撃】 |
蛇尾撃 |
飛蛇の尾 |
飛蛇連尾撃 |
飛蛇乱尾撃 |
14 | 15 | 16 | ||
飛蛇の尾 |
飛蛇連尾撃 |
飛蛇乱尾撃 |
壱の蛇【惨毒】 |
飛蛇の尾 |
17 | ||||
飛蛇連尾撃 |
飛蛇乱尾撃 |
弐の蛇【猛襲】 |
双牙連撃 |
双牙乱撃 |
18 | ||||
弐の蛇【疾速】 |
双牙乱撃 |
双牙連撃 |
ちなみに The Balance でも同様のスキル回しが紹介されています。
The Balance Viper Standard Opener
開幕スキル回しの解説
巷では 壱の牙【惨毒】からではなく、 壱の蛇【惨毒】から始めるスキル回しも見かけますが、個人的には 弐の蛇コンボにSS短縮 or 与ダメ10%UPのいずれかが載らなくなる、というのはかなりもったいないと考えます。
SS短縮に関しては 弐の蛇コンボはGCD 3.00s と比較的遅いこと、与ダメ10%UPについては言わずもがなですが、できれば弐の蛇コンボは両方のバフを乗せた状態で打ちたいところです。
牙からどっちのバフを先に乗せるかは好みの分かれるところかもしれませんが、SS短縮から乗せる人が多い印象で、私もSS短縮から掛けます。蛇コンボはGCDが長く、バフの有無によって0.5s も変わってくるため、このズレによって 飛蛇の尾がPTバフ時間からはみ出てしまう可能性があるというのが理由です。
開幕に関しては、他に特筆するようなことはないかと思います。打点の高いコンボ、スキルを順番に打っていくだけです。
開幕以外のスキル回し
祖霊降ろしコンボ
最も火力が出るのが 祖霊降ろしコンボです。
開幕では 蛇の霊気で付与される「祖霊降ろし実行可」による1回分しか使えませんが、以降の2分バースト時はあらかじめ霊力ゲージを貯めておいて「蛇の霊気」+「霊力ゲージ50」で2回分の祖霊降ろしを叩き込みます。
また、霊力ゲージはバーストのタイミングを迎える前にあふれてしまうため、バースト時以外にも適宜 祖霊降ろしを使いましょう。
壱の蛇【惨毒】
2分バースト時は直前に 壱の蛇【惨毒】コンボで各種バフ・デバフを更新します。 壱の蛇からのコンボはダメージは高いですが、 祖霊降ろしや 飛蛇の尾のほうが強く2分バーストでは優先度が低めであるため、バフ・デバフ更新に回そう、ということです。 壱の牙【惨毒】はコンボの1段目でしか打てないため、 壱の蛇のほうがタイミングの調整はしやすいというのも理由の一つです。
ただし、 壱の蛇【惨毒】はクールタイム40秒の2スタックなので、1分バースト時には1コンボ分打つことができます。1分バーストで打っておかないと1コンボ分を腐らせることになります。
ヴァイパーはモンクの「紅蓮の極意」のような60sアビリティを持たないため、タイミングは 壱の蛇【惨毒】が1スタック+20s経過していることが目安になります。タイミングが分かりづらいですが、合わせないといけないアビリティがないことは、前後20秒間は発動タイミングをずらすことが可能ということでもあります。方向指定や惨毒の残り時間などの都合に合わせて使いましょう。
光るコンボスキルアイコン
基本のコンボは置き換えアクションにまとめられ、そのとき打つべき適切なスキルが点灯してわかるようになっています。
ただ、必ずしも光っているスキルを押せばいいわけではないようです。(おそらくモンクよりはマシではないかと思いますが…)
気を付けるのは2段目のコンボスキル( 弐の牙)です。2段目は2分岐しており、それぞれSS短縮と与ダメ上昇の自己バフを掛けられます。これらは前回のコンボルートで実行したのとは違う方が光るだけであり、バフの残り時間は参照していません。
バフは基本コンボ以外にも 壱の蛇コンボでも更新されます。 壱の蛇コンボではSS短縮/与ダメ上昇どちらでも任意のバフから更新を掛けることができ、基本的には 弐の蛇の方向指定を入れやすい方から打つことになると思います。
弐の蛇の順序によってはバフの残り時間状況が逆転していることもあり、基本コンボで光っている方を押しているだけだと、残り時間の短いバフの更新が後回しになってしまい、場合によってはバフが切れる時間ができてしまうこともあります。
SS短縮/与ダメ上昇は効果時間 40s という比較的長いものではありますが、それでも2分バースト時などしばらく更新が入らないタイミングが続くと、バフの残り時間が少なくなることはあります。そういったタイミングで基本コンボによるバフ更新を掛ける場合は、スキルアイコンの光っている方だけを押すのではなく、バフの残り時間に応じてコンボ2段目を自己判断で打ち分ける必要があります。
ちなみに 弐の牙は光っていない方を押したとしても、技の威力低下はありません。
ヴァイパースキル回しの基本的な考え方
バフ・デバフを3種維持
ヴァイパーは以下の3種のバフ・デバフを維持し続けて戦います。各種コンボルートに組み込まれているスキルであり、通常のスキル回しを行っていると自然と更新できます。
バフ・デバフ名称 | 効果 | 付与・更新できるスキル |
惨毒 / デバフ | 自身から対象へ与えるダメージ10%上昇 効果時間:20s |
壱の牙【惨毒】 壱の蛇【惨毒】 |
猛襲 / バフ | 自身の与ダメージ10%上昇 効果時間:40s |
弐の牙【猛襲】 弐の蛇【猛襲】 |
疾速 / バフ | 自身のオートアタック間隔・ウェポンスキルのキャスト/リキャストタイムを15%短縮 効果時間:40s |
弐の牙【疾速】 弐の蛇【疾速】 |
ピュアDPS
各DPSジョブはシナジーの有無によってシナジーDPS/ピュアDPSに分けられます。シナジーとはPTに影響するバフを称するもので、忍者のだまし討ち(百雷)や赤魔導士のエンボルデンなどが該当します。
既存ジョブだと侍・黒魔導士・機工師がピュアDPSに分類され、PTバフを持たないヴァイパーもこのピュアDPSにあたります。
ピュアDPSは自己バフやスタック系スキルをいかに無駄なく、PTバフに合わせて打つことができるかが重要です。特にPTバフが集中する2分バースト時(開幕から2分周期で訪れる、リキャスト2分のPTバフが使用されるタイミング)ではピュアDPSも最大打点を出す必要があり、ヴァイパーの場合は 祖霊降ろしや 飛蛇の尾のコンボを打つことになります。
ヴァイパー自身は 蛇の霊気がリキャスト2分であるため、 蛇の霊気のリキャストが明けるタイミングを目安に2分バーストを開始するとよいでしょう。
クロスホットバーの例
リキャスト管理用のホットバーも参考に載せています。
XHB1枚目
単体回し用
ヴァイパーはスキル置き換えで結構纏まっているので配置するスキル数が少なく、このように単体/範囲の用途に分けて用意できるのは個人的にありがたいポイントです。
XHB2枚目
範囲回し用
WXHB
その他状況によらず使用頻度が高いもの
そのほか所感
ここからはヴァイパーを触ってみた後の個人的な感想です。
ホットバー凝視ゲー
コンボなどのスキル置き換えが多分に取り込まれたことで、ホットバーの節約がされたためパッド勢としてはありがたいことかなと思います。
ただその反面、次はどのスキルが光るのか?3段目は側面 or 背面?が直感的にわかりづらくなった気がしていて、他のジョブと比べてホットバーを見ている時間が長くなっています。
バフを見ていれば次の3段目に背面/側面どちらが来るかはわかることではありますが、3種のバフ・デバフに加えて側面/背面まで逐一確認しないといけないのは、目線の移動が増えてつらいのが正直なところです。
蒼天だったか紅蓮あたりで行われた調整で、レベルキャップ開放やジョブ追加で増えに増えたあらゆるDoTやデバフがボスのデバフ上限を突破してしまい、結果として一斉に削除されたことがありますが、ヴァイパーを触っているとその頃を思い出します。ただ敵に載るデバフが多いわけではないので同じような問題は起こらないのでしょうが…
侍や竜騎士の場合はコンボの分岐で方向指定も決まってくるのでわかりやすかったのですが、スキル置き換えのせいなのか、3段目交互入れ替え制のせいなのか、ヴァイパーはぎりぎりになって「次背面/側面じゃん!」と気が付くことが多いです。当然それはホットバーを凝視していてようやく気付くため、ギミックなんて見ていません。ほかのジョブをやっている時よりも被弾が多いような気もします。
打ちたいスキルが置き換えで隠れている
またスキル置き換えの話です。
よく起こるのは、次の敵に惨毒をいれたいのにコンボが進んでいて、次に惨毒が出るまで1~2GCDかかる、というものです。祖霊降ろし中の置き換えでも同様です。
IDなどの移動中なら範囲スキルを空打ちしてコンボ状況をリセットしたり、バースト外に泣く泣く壱の蛇で惨毒をいれたり…と騙し騙し対処していますが、IDやFATEなど殴る敵が頻繁に変わっていく状況だと結構ストレスです。
ジョブ調整は高難易度レイドなど特定の敵を数分間攻撃し続けるものを想定しているでしょうし、IDやFATEでの火力はそれほどシビアでもないので気にしても仕方のない部分かもしれませんが、他ジョブではあまり感じないストレスだなと思いました。
与ダメ上昇のデバフだとリーパーも同じようなものがありますが、あちらはコンボ外で付与更新するため、ヴァイパーのような不便さはありません。
GCDの緩急
祖霊降ろし中は早く、壱の蛇コンボ中は遅く、飛蛇はさらに遅く、通常コンボと合わせて4段階変速機能がついてます。
特に遅くなるパターンは、最初は結構気持ち悪かったです。ただ、慣れれば気にならなくなってきて、何なら最遅の飛蛇は3アビリティ挟む時間ができます。ヴァイパーはGCDに挟むアビリティが多く、他のバフを挟む余裕が少ないので、使いこなせれば便利な場面はありそうです。
ただ、アビリティを忙しくたくさん打って火力を出そう!というジョブコンセプトがそもそも個人的にはどうかと思うところではあります。今のところ大丈夫ですが、そろそろ腱鞘炎になってもおかしくないです。一番早い祖霊降ろしより、打ち損じを回避するために連打必須な壱の蛇コンボが個人的にはつらいです。