冒険録についての記事です。
公式サイトでは説明のないデメリットなど注意点も紹介します。
冒険録とは
FF14オンラインストア「モグステーション」にて購入することのできるゲーム内アイテムで、使用するとキャラクターのゲーム進捗を進めることができます。冒険録は3種類のカテゴリがあり、それぞれ主に以下のような効果があります。
メインクエストコンプリート | ・メインクエストを一定の進捗までクリア状態とする ・クラス/ジョブに対応するロールクエストクリア |
ジョブの冒険録 | ・対応するジョブのレベルを80まで上げる ・レベル80の装備一式を入手 |
リテイナーの冒険録 | ・リテイナー1人のレベルを80にする ※雇用主の該当クラス/ジョブレベルが80未満の場合、雇用主のレベルがリテイナーのレベルアップ上限となる |
より詳細な内容については公式サイト「冒険録の使い方」で確認することができます。
ジャンポ(=ジャンピングポーション)と呼ばれることも多く(実装以前の呼称の名残)、主にメインクエストコンプリート、ジョブの冒険録を指します。本記事でもこれら2種の冒険録について解説していきます。
最新ストーリーや現行レベルキャップまでは進められないものの、ゲームの進捗を大きく進められるため、先に遊んでいた仲間と一緒に早く遊びたい!といった場合やサブジョブ/サブキャラクターの育成には便利なアイテムです。
ただし、公式サイトにはデメリットや注意点の一切が記載されておらず、いざ使用してみて「あれ?」となってしまう仕様があります。強制的にゲームを進めることで思わぬ落とし穴もあるため、冒険録を使うことで遭遇し得るデメリットや注意点をここからは解説します。
冒険録のデメリット・注意点
ここからはそれぞれの冒険録ごとに分けてデメリット・注意点を解説します。
「メインクエストコンプリート」冒険録のデメリット・注意点
ストーリーや登場人物がわからなくなる
当然のことですが、物語の主軸であるメインクエストをスキップすることになるため、続きのストーリーを進めている最中に「何の話だろう?」「この人誰?」ということが起こります。冒険録自体にこれを補完する機能やダイジェスト的なものはないです。
宿場でクリア済クエストのカットシーンを観返すことはできますが、カットシーン外で立ち話的に交わした会話や出来事までは見ることができません。
ストーリーを楽しみたい方は使わないほうがよいでしょう。
もし使った後にどうしてもストーリーが気になった場合は、リプレイシステム「つよくてニューゲーム」という機能を使うのも手です。クリア済のメインクエストをもう一度プレイすることができます。
メインクエストに関連しないコンテンツ/機能は一切解放されない
メインクエストを進めることでダンジョンや討滅戦など様々なコンテンツが解放されていきます。通常のプレイでは、冒険の行く先々でサブクエストを受けることができ、中にはこれをクリアしないと解放されないコンテンツがあります。
代表的なのは高難易度コンテンツで、レイドや極討滅戦などがそれにあたります。
メインクエストのみがクリア扱いとなっていても、各種コンテンツを解放するためには他にも「前提クエスト」が設定されている場合があります。通常のプレイでは自然と導線が繋がるようになっていることが多いのですが、スキップした場合は「エオルゼアデータベース」などを使って自分で調べてクエストが始まる場所を探す必要があります。
冒険録の仕様なので仕方のないことではありますが、稀にハマるポイントとなってしまっています。とはいえ通常プレイしていても寄り道を一切しなければ同じことは起こります。
また、ミラージュプリズム(武具投影)や美容師、リテイナーベンチャー、バディなどの機能面だったり、ゴールドソーサーやモブハントなどのコンテンツも解放されません。FF14はこういったメインクエスト以外の楽しみも多くありますが、見落としてしまった場合は人に教えてもらったりしなければ、機能自体に気づくことが難しいかもしれません。
メインクエスト分の経験値は得られない
メインクエストはそれぞれのクエストクリア時に経験値がもらえますが、冒険録を使ってスキップした場合は経験値の補填はありません。また、メインクエストを進めるのに必要になるIDクリア時の経験値についても同様です。
通常のプレイではメインクエストでもらえるはずの分が不足することになるため、その分IDなどでレベリングを行って補う必要があります。
「ジョブの冒険録」のデメリット・注意点
プレイスキル
FF14はRPGではありますが、プレイスキルの差が出やすいゲームです。
レベル上げで様々なコンテンツに挑戦する中で、スキル回しやギミックの対処法を覚えていくことでプレイが上達します。
「ジョブの冒険録」を使うとそういった過程をスキップすることになるため、本来身につけられたはずのプレイスキルはつかないことになります。
場合によってはコンテンツの攻略を難しく感じたりする場面も出てくるかもしれません。そういった場合はジョブのスキルをよく読み、実際に使って練習し、或いは仲間にアドバイスを仰いでみるとよいでしょう。
クラス・ジョブクエストもスキップされる
冒険録によってレベルをあげると、その過程で受注できるクラス・ジョブクエストをすべてクリアしたことになります。
クラス・ジョブクエストもストーリーがあり、プレイヤー間では評判もよいため、もしかすると後から気になることもあるかもしれません。
宿場でカットシーンを見返すことはできますが、メインクエスト同様にカットシーン外のやり取りは見返すことができません。
クラス・ジョブクエストについてもリプレイシステム「つよくてニューゲーム」が対応しているため、冒険録を使った後でも再度プレイすることはできます。
以上、冒険録についてデメリットや注意点など解説しました。
冒険録を使用すること自体はプレイスタイルなので好みの問題ではありますが、判断の材料としてはデメリットも合わせて考えると後悔することが少なくなるかと思います。デメリットと合わせて回避策も紹介したので、そこも考慮して冒険録を使うかどうかの参考にしていただければと思います。